[NEWS]『力をひきだす、学びかたドリル❷ 「書く」からはじめる 10までのたしざん・ひきざん』を発売します

特定非営利活動法人「Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム」は5年前から「発達障害」セミナー(*1)を開催中ですが、その参加者(保護者や学校関係者など)の要望に応え、「書く」ことの大切さを意識した学習ドリル4巻シリーズを発行しています。12月20日、昨年12月発行の第1巻「せん、すうじ・かず」(*2)に続けて第2巻「10までのたしざん・ひきざん」を制作・発行します。


九九のように覚えよう!

 

たしざんとひきざん——。数の定義や解き方の説明でつまづく子どもが少なくありません。

どの子の力も伸ばしてきた、

「これで大丈夫!」なドリルがついに登場!

たしざんとひきざんは難しい教科でしょうか? いつまでも指で数えたり、○の数を書いたりしていては、計算の力はつかず、「難しい教科」というハードルを乗り越えることはなかなかできないでしょう。

実は、たしざん・ひきざんの基本的な組み合わせの数は九九の数とあまり変わりません。「たして10になる数」と基本的なたしざんの組み合わせを九九のように覚えていくと、次のひきざん、そしてくり上がり・くり下がりの計算がグッと楽になります。計算力の土台だからです。

幼児〜小・中学生、そして学習が難しい子どもたちを指導してきた教育機関・エルベテークの指導法(*3)のノウハウ・工夫満載の学習ドリルです。親子で一緒に学びましょう。

全国の書店、オンライン書店で販売します。


☆これでたしざん・ひきざんは大丈夫! 

 

 

■幼児〜小中学生と、学習の遅れがある子どもたちを27年間指導し、豊富な実例・実績をもつ教室の教材がドリルになりました!

 

■計算力向上のポイントは、(1)数の並び(次の数=「たす1」)を知る、

(2)「たして10になる数」の組み合わせを覚える、の2つ

 

■「たして10になる数」は、早い段階で覚えてしまいましょう。九九と同じ感覚です。そして、指を使わせずに暗記するまで練習を繰り返していくと、すばやく正確な答えが導き出せるようになります。

 

■たしざんの延長線上にひきざんの学習があります。「たして10になる数」は計算力の土台であり、繰り上がり・繰り下がり攻略の強い味方です。

 

■(本書より)「もちろん概念と計算力のどちらも大切ですが、『数の概念が先』と決めつけずに、概念は概念、計算力は計算力と割り切って学習を進めると、より大きなメリットが生まれます。定義や解き方の説明でつまづくことも減るでしょう。『九九』のように覚えて即答できる力を養うやり方を続けていくうちに、『計算力が概念の理解にこんなに役立つとは……』と実感してもらえると思います」

 

【対象】

親と子ども(1歳〜小学生)、教育・保育・福祉・療育関係者など

 

■全4巻(第1巻「せん、すうじ・かず」は2021年12月発行、第3巻「くりあがり・くりさがり』、第4巻「たしざん・ひきざん、時計」は順次刊行予定)

 

【発行】

 A4判 116ページ カラー 定価1,100円(本体価格1,000円+税10%)

 

【主な特徴】

◎数の大小→10になる数→くり上がりのないたしざん→くり下がりのないひきざん(以降、くり上がり・くり下がり)へと無理なく段階的に進める

◎おはじきやブロック、碁石などを使って「多い」「少ない」を選ばせる練習からスタート

◎大切な「たして10になる数」を覚えるためのさまざまな工夫を採用

◎たしざん・ひきざんでよく使われる言葉・用語もしっかり練習

◎一緒に数を数えながら進めるなど、親子のコミュニケーションにも役立つ教材

 

監修 : 河野俊一[エルベテーク代表/医療法人エルベ理事]

【プロフィール】1996年、民間の教育機関エルベテーク設立。発達の遅れと課題をもつ子どものためのコースも開設し、現在に至る(川口/大阪/アメリカ)。

著書に『発達障害の「教える難しさ」を乗り越える』『自閉症児の学ぶ力をひきだす』(いずれも日本評論社)、『誤解だらけの「発達障害」』『子どもの困った!行動がみるみる直るゴールデンルール』(いずれも新潮社)など。2017年11月〜2018年1月、『教育新聞』(教育新聞社)にコラム(10回)を連載。講演会、研修会での講師多数。

 

編集・制作 : 特定非営利活動法人 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム[さいたま市の特定非営利活動法人(2017年設立)。「子どもの教育と医療」を主なテーマとして活動中]

 

 

*1 「発達障害」セミナー……プログラムは、「発達の遅れ」を抱える子どもの保護者と直接指導に当たった指導者による対談形式での成長記録の報告。10年、20年にわたるプロセスを時系列で紹介するのが大きな特徴。2017年3月、第1回を川口市で開始。以降、さいたま市、大阪市、東京都豊島区(池袋)でも開催。現在のタイトルは、連続セミナー[実例から知る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方](内閣府、文部科学省、厚生労働省、埼玉県、さいたま市、埼玉県教育委員会などの後援)。4月、そのダイジェストをまとめた単行本『親が語る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方 ❶』を発行。

 

*2 第1巻「せん、すうじ・かず」……線や数字の学習を通して、ルール・手順を守る姿勢(学習に向かう姿勢、鉛筆の持ち方、消しゴムの使い方、挨拶・返事の仕方など)をしっかり身につけることに力点を置いた学習ドリル。4巻すべてに共通する学び方の意義と方法を紹介。

 

*3 エルベテークの指導法(エルベメソッド)……「まずしっかり見る、聞く姿勢を育てることが最優先」「関心のない物事に対しても注意を向けることができる姿勢づくり」など12項の具体的な教育方針と指導目標を掲げ、学習を通して子どもの成長をめざす指導法。特徴は、「発達上の遅れを抱える子どももそうでない子どもも、身につけさせたい力は同じである。そして、その接し方・教え方、指導の仕方も原則は同じである」という考え方と、25年間の豊富な事例・実績に基づく実践。