2020年12月19日(土)、連続セミナー[実例から知る、「発達の遅れ」が気になる子どもの教え方]第21回(後援/文部科学省、厚生労働省、東京都、埼玉県、埼玉県教育委員会、埼玉県社会福祉協議会、東京都看護協会)を開催します。
テーマは[「やればできる、子どもは変わる」それが私の学んだこと]です。
第21回は、子育てで不安ななか、発達上の課題を改めようと努力した親が、コロナ禍の中で子どもの確かな成長を再確認するに至った……そんな実例(Tさん親子の成長記録)を紹介します。
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■現在、高校1年生のTくんはコロナ禍にもかかわらず、学習面・生活面ともに充実した高校生活を送っています。実は、幼児期に強いこだわりが認められました。母親Tさんは「育てやすい」と感じていたものの、1歳検診で発達の遅れを指摘されたのです。
■交差点の信号機の点滅やドアの開閉を見続ける、勝手にエレベーターに乗りたがる……などのこだわりがあり、それが叶えられないと泣き叫ぶといった状態でした。2歳過ぎに療育センターの医師から「自閉症」と説明されました。
■不安が大きくなる中で本を読んで知ったのがエルベメソッド。基本を大事にする指導法や多くの実績に注目しました。そして、2歳半から学習を開始して以降、着実に効果が現れました。母親のTさんは練習を通し発達上の課題を改めようと努力しました。「相手の目を見て最後まで話を聞く」「丁寧にあいさつをする」「ルール・手順を守る」などコミュニケーションのとり方の練習を教室と家庭で繰り返したのです。
■1年後、専門医の説明は「診断はつけられません」へ変化。「やればできる! 子どもは変わる!」と実感し、子育ての見通しがたちました。ご主人の転勤によって東海地方に転居してからは3年間、新幹線を利用して通学したことも。Tくんは気持ちの良いコミュニケーションのとり方も身につけました。そして、幼児期に身につけた「教わる姿勢」を基に小学校・中学校でバランスのとれた力と性格を培い、中学校の卒業式では全校でただ一人生徒の模範として表彰状を受けるまでに。
■13年間に及ぶ学習・練習の積み重ねは現在の高校生活でも発揮されています。高校進学早々、休校措置となり、オンライン授業を受ける日々でしたが、それでもTくんは自宅学習、オンライン授業に落ち着いて積極的に取り組みました。
■在宅勤務中の父親はその予想以上の姿に「うちの子どもなのか」と驚くほど。学校との信頼関係づくり、友達とのトラブルへの対処法、コロナ禍での家庭学習の進め方などのテーマにも触れます。
■「大変な時期は必ず終わります。毎日の積み重ねによって、良い方向へ向かうことができます」(母親Tさんの言葉)
*「エルベメソッド」
「まずしっかり見る、聞く姿勢を育てることが最優先」「関心のない物事に対しても注意を向けることができる姿勢づくり」など12項の具体的な教育方針と指導目標を掲げ、学習を通して子どもの成長をめざす指導法。特徴は、「発達上の遅れを抱える子どももそうでない子どもも、身につけさせたい力は同じである。そして、その接し方・教え方、指導の仕方も原則は同じである」という基本的な考え方と、24年間の豊富な事例・実績に基づく実践。
[テーマ]
「やればできる、子どもは変わる」それが私の学んだこと
コロナ禍の中で浮かび上がる確かな成長
[プログラム](対談形式)
体験発表(高校1年生の母親)
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進行・解説(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事・河野俊一さん)
[日時] 12月19日(土) 9:45〜11:45(受付開始9:30〜)
[会場] としま区民センター 6階 小ホール(JR各線池袋駅東口徒歩7分 03-6912-7900 https://www.toshima-mirai.or.jp/center/a_kumin/)
[定員] 70名(対象=保護者、教育・療育関係者、医療・福祉関係者、市民など)
[参加費(資料代等)] 1,000円
[後援] 文部科学省、厚生労働省、埼玉県、埼玉県教育委員会、埼玉県社会福祉協議会、東京都看護協会 など
[申し込み] 事前申し込み制(定員になり次第、締め切らせていただきます)
当NPO法人のホームページにアクセスし、「申し込み専用フォーム」からお申し込みください。お電話(080-8726-1000)でも受け付けております。FAXでのお申し込みは「12月19日セミナー参加希望」と明記の上、お名前・ご住所・ご連絡先を添えてFAX(048-837-6926)願います。
*ぜひご参加ください。