[REPORT]報告-セミナー第13回(2018年10月13日)

私ども〈NPO法人Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム〉による「発達の遅れ」連続セミナー[わが子の「発達の遅れ」、その改善に取り組む保護者たち]第13回(赤い羽根共同募金重点助成事業 後援:埼玉県、埼玉県教育委員会、埼玉県社会福祉協議会、川口市、川口市教育委員会、川口市社会福祉協議会)を10月13日(土)、川口市のメディアセブンで開催しました。


 

【概要

 

テーマ「みんなが知りたい、「発達の遅れ」を乗り越え社会人になるまで

▶お話(体験発表) 社会人2年目/20歳男性の母親(Mさん)

▶進行・解説と質疑応答 河野俊一さん(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事)

▶10月13日(土) 9:45〜12:00 メディアセブン(川口市川口1-1-1)コミュニケーションスタジオ

▶参加者 38名(うち保護者31名)  ▶参加費 800円

 

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 第13回は、連続セミナーのテーマとして初めて就職を取り上げました。昨年春に就職した社会人2年目/20歳男性の幼児期から就職を経て現在に至るまでの成長記録を母親が体験発表しました。

 就職という、ひとつのイベントだけに目を向けるのではなく、幼児期から、そして学齢期から継続して取り組むべき大切なポイントがあることが語られたと思います。

 

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【体験発表】

 

 当日の話の流れは次の通りです。

 

(1)現在の様子

・社会人2年目(毎朝7時前に自宅を出て、早めに出勤)、真面目で穏やかな性格、仕事が好き

・最近のエピソード(パソコン検定試験の前には出勤前と帰宅後に練習・勉強)

 

(2)幼児期の様子

・言葉がまったく出ず、周りに無関心……などの発達の遅れ

・母親から渡された本をきっかけに、保健センターに相談、通園施設に通い、やがて「広汎性発達障害」と診断

・通園施設と療育内容に不安を感じていた頃、エルベテークに出会う

・エルベテークの勧めがあり、年長から幼稚園に通園

 

(3)学校生活

[小学校]

・就学相談や校長との面談を経て普通学級へ(読み書き・計算・学習態度などを担任に理解してもらえず、幼児扱い、態度や姿勢のくずれ)

・3年から、転校して特別支援学級へ(担任の先生の考え方に危機感を感じ、よりいっそう家庭での取り組みに力を入れた)

・少しずつ学校も協力してくれるようになり、交流学習が増える

[中学校]

・中学の特別支援学級へ(交流学習が始まらず中間・期末テストを受ける、その結果から7月上旬より数英の普通学級での学習開始)

・パソコン部に入り、パソコンの検定をめざすようになる

[高校]

・単位制の高校に進み、優秀な成績を得る(毎日登校し、8教科の授業を受け、家でも一生懸命学習した結果として)

 

(4)就職活動

・就労支援施設での2年間(2年間の予定で入ったものの、企業での実習や紹介などもなく、就職の見通しが立たず、エルベテークに相談)

・自ら就職活動(エルベテークのアドバイスにより、ハローワークへの登録から自ら動き、現職場に採用、上司などに恵まれ、とてもいい環境である)

 

(5)これまでを振り返って

・4歳上の姉もエルベテークで学び、大学生の時に「小学生のころからエルベテークに通わせてもらい感謝している」と言った言葉

・職場の上司からの評価(「素直で真面目に、一生懸命仕事に取り組んでいる」)

・子どもの成長を通して感じること、後輩の保護者の方に伝えたいこと

 

 

職場で評価されている社会人生活

 

 母親Mさんはまず、職場で働く現在の息子さんの様子について紹介しました。

 

 「現在、息子は20歳で、昨年の4月より障害者雇用で就職いたしました。職種は事務職で、ルーティンでする仕事と上司から依頼された仕事をしています。内容ですが、上司や周りの方の事務補助と郵便物を仕分けして各部署へ配る仕事、それからパソコン業務で名札入力やデータ入力、資料作成などをしております。先ほどお話があったように、毎朝7時前に家を出まして、8時半から5時15分までの勤務です。いままで体調不良などの欠勤は一度もなく、元気に月曜から金曜まで毎日出勤しています」

 

 母親のMさんの話によると、ラッシュ時間にもかかわらず、JRと地下鉄を利用する通勤にすっかり慣れたとのこと。もちろん、最初から難なく通勤できるようになったわけではなく、当初1ヶ月程度はMさんとご主人が交代で付き添い、駅のプラットホームのどのドアの位置で電車に乗り、どの改札口を使えばスムーズに通勤ができるようになるかをシミュレーションし、最適な方法を覚えました。その後は息子さんが周りの人とぶつかったり文句を言われたりすることもなくなったというのです。

 

 朝7時前に自宅を出て8時に職場に到着し、8時半から夕方の5時15分まで働く息子さん。ある週明けの月曜日、台風がやってくるという天気予報のなか、息子さんは電車のダイヤが乱れるなどのトラブルに備えさらに早く自宅を出たそうです。

 

 こうした息子さんの社会人2年目の生活を紹介すると、幼児期に「広汎性発達障害」と診断された男の子の十数年後の姿だとはとうてい信じられない、と感じる方も少なくないと思います。

 

 最近、「就労支援」というテーマで「発達の遅れ」をもつ子どもの就職問題が取り上げられます。その中で披露される実例といえば、就職したものの周りと折り合いがつかずに短期間で辞めたり、「職場の上司や同僚が自分の『特性』を認めてくれなかった」とこぼしたり……、などのエピソードがほとんどです。

 

 たしかに「発達の遅れ」の程度が重く、障害者雇用で就職しようにも叶わない人たちがいることは事実ですが、Mさんの息子さんの成長は、「子ども自身に力をつけさせる」を目標に早い段階から適切な教育・学習を続けていけば子どもはしかるべき力をつけていく、その事実を如実に示す実例ではないかと思われます。

 

 ひと言で言えば、まずは周りの言葉や指示に耳を傾け、それを素直に聞き入れ、諦めずに最後までやり遂げようとする力と言っていいかもしれません。Mさんの息子さんはこの力を身につけたからこそ、現在、職場の同僚・上司に理解されながら、自分の得意なパソコン業務で力を発揮する、そんな社会人生活を送っていると言えるのではないでしょうか。

 

幼児期の様子と「このままでいいのか」という思い

 

 体験発表では引き続き、母親のMさんが息子さんの幼児期を振り返りました。

 

 「2歳半ぐらいで上の娘(長女)との違いを感じ始め、3歳過ぎても言葉がなく反応も薄く、同じ年頃の子にも興味がなく、一人で遊んでいるような子でした。そういう様子に気づいた私の母が自閉症の本を私にそっと置いていきました。それまで障害のことなど考えたことがなかったので、不安はいっきに膨らみました」

 

 その頃、「広汎性発達障害」という診断を受け、やがて障害者手帳を取得。障害者通園施設に通うものの、「ほんとうにこのままでいいのか」という思いが強くなりました。

 

 教室(エルベテーク)の具体的な指導とアドバイスのもとで学習を始めたのが息子さん3歳の時。言葉をまったく発していなかったので、教室では目をしっかり見ることと最後まで話を聞くように促しながら、目を見て発音をするように繰り返し教えていきました。

 

 この日の体験発表によると、その後、Mさんが家庭で特に気をつけて実践したことは、「なるべく息子と向き合って話をするようにしたことと、おうむ返しもひどかったので、おうむ返しにならないように常に目を見て注意していたこと」でした。

 

 少しずつ息子さんの読み書きの力がついたのを確認し、Mさんは小学校の普通学級に入れることにしました。しかし、指導上配慮してもらいたい点をレポートにまとめて校長をはじめ学校側に提出したものの、入学後、Mさんの希望と学校側の対応にズレが生じてしまったのでした。

 

 「配慮の意味がちょっと違う方向へ行ってしまい、……(中略)……息子ができることもすべてその子たち(お世話係)がやってくれて、先生も抱っこをしたりおんぶをしたり赤ちゃん扱いに甘やかせていって、だんだん息子も好き勝手をするようになってきました」

 

 Mさんは学校側と何度も相談したものの、思うように理解・協力してもらえず、結局、別の学校へ転校し、小学3年生から別の小学校の支援学級に移ることにしました。

 

 新しい小学校では、かなり経ってからようやく算数、図工、音楽、体育、道徳などの授業を普通学級で受けられるようになり、その後、6年生まで学校行事は普通学級で過ごしました。支援学級での授業は1日1時間という日もあったそうです。

 

 すでに息子さんの算数の力は平均以上と思われたものの、中学校も支援学級に通いました。いつまで経っても担任の先生に希望した交流指導が実現しなかったため、業を煮やしたMさんは定期試験を受けさせてもらえるようにお願いしました。

 

 そして、中間テストを受けると、数学90点以上、英語も60点ほど、国語は50点ほどと、授業も受けていないのに平均以上の成績をあげました。学校側は「これはなにかの間違いじゃないか」という雰囲気になったので、再度、期末テストを受けることになり、そこでもまた見事な成績を収めたのです。

 

 ようやく「どうしてこの子を普通学級の授業を受けさせていないのか」と職員会議で話題になり、そこから本格的な交流指導が始まりました。

 

障害者雇用に至るまで

 

 培ってきた力を周りに評価してもらったという点では、中学校が大きな転機になったと言えます。同時に、パソコンという、得意分野に出会うきっかけともなりました。

 

 「特別支援学級の中で毎日パソコンの授業がありました。支援級の先生が部活のパソコン部の顧問もしていましたので、パソコン部にも入部いたしました。パソコン部でパソコン入力検定というものを何度か受けていまして、そこの成績で中学校3年生の時に全国大会に行き、決勝まで残ることができました。パソコンに関しては高校でも選択授業で続けていました」

 

 コミュニケーション能力がまだまだ未熟な息子さんの状態を考慮に入れ、高校は単位制の学校に通うことにしました。学校では、文化祭実行委員や美化委員などを務め、家庭でもコツコツ勉強しました。物事に積極的に取り組む習慣が出来上がっていたからです。

 

 しかし、単位制高校を選んだ以上、特別支援学校高等部のような就労実習を経験する機会がなく、就職の斡旋や案内なども行われませんでした。そのため、就職を控え、Mさんは就労移行支援事業所に通うことにしました。

 

 「ここで就職が決まる」と思っていたMさんですが、なかなか就職活動の機会が訪れないことで不安になり、エルベテークと相談した結果、ハローワークに登録するとともに求人情報を検索して自ら就職活動を開始することを勧められました。

 

 その活動が実を結び、やがて現在の職場が障害者雇用として一般事務の職員を求職していることを知り、応募。就職につながりました。ただ就職したというだけでなく、パソコンスキルのほか、挨拶や指示を嫌がらずに受け入れて実行する力などが周りの同僚や上司から評価されている点が注目すべきポイントです。

 

 「職場では息子のパソコンスキルと資料チェックなどの正確さをほめていただいて、あいさつとか指示を受け入れる態度などもほめていただいています。……(中略)……パソコンはほんとに得意で他の方ができない資料もつくってくれるということと、入力が速いのでその点は仕事の効率が良くほめていただいています」

 

 息子さんの場合、彼から「もっと私のことを理解してほしい、認めてほしい」などとことさらに要求する必要はないのです。周りが息子さんの力やまじめな性格を高く買って応援しているのですから。

 結局、教育・学習の力とはこういうことだと思います。

 

 最後に、わが子の幼児期の様子と、週5日、毎朝はつらつと出勤していく現在の様子を比較しながら、Mさんはこう振り返り、参加者へ向けてエールを送りました。

 

 「その頃はほんとに息子のためと思っていっぱい恥もかきましたし、ゆううつになることもいっぱいありましたけれども、やっぱり辛いことだけじゃないですし、うれしかったことやいいこともありましたので、成長するお子さんを信じてやることが大事だと思います」

 

 

【解説】

 

 今回、就職をテーマにしましたが、講師の一人、河野俊一さんから「就職に至るまでの現状をきちんと知っておくことが大事」というメッセージがありました。

 

「就労支援の施設に通って一般企業に就職し、継続して働いている事例は、ひじょうに少ないのが現状です。障害者雇用で就職した人の大半は1年未満で辞めていますし、3年以上勤めている人はほとんどいません。そういう現状を見ると、就労支援の施設に通うことが目的になっているケースがとても多いように思われます。ですから、施設に通うにしても、就職を斡旋してくれるんじゃないかと期待を抱かないほうがいい。やはり、自分で仕事探しの活動をしていくことが重要です」

 

 そして、そのために心がけておくべきポイントとMさんへのアドバイスに至った背景についてこう語りました。

 

 「やはり、きちんと返事をし、物事に最後まで取り組む、素直に指示を受け入れる、そういった姿勢を身につけると、就職に結びつく可能性が高いと言えます。Mさん本人は幼児期から指導し彼の力を知っていましたから、『あれだけの力を持っているからちゃんとわかってくれるところがあるはずだ』ということでご案内し、彼は就職したんです。朝も遅れることなく早めに出勤するとか、そういった姿勢がもっとも評価されている。それが安心して職場でも応援してくれているということになっているんじゃないかなと思います」

 

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【質疑応答】

 

 質疑応答の時間では、以下の質問などに対しMさんと河野俊一さんからそれぞれ感想やアドバイスがありました。

 

●就職について

 

「卒業後の進路について。自ら活動し就職したなんてすばらしい! そのあたりをお聞きしたいです」(高3)

「就職を迎える際に必要なこと(企業から求められること、など)はどんなことでしょうか?」(高2)

「就労移行支援事業所の現状(たとえば、どんなことをやっているのか、継続的に通所しているのか、など)について本当のところを教えてほしい」(中2)

「エルベテークでは、すでに社会人になった方が何人もいると聞いています。他の方の事例を教えてもらいたいです」(中2)

 

●子育て全般、学校との連携など

 

「名前を呼ばれたら返事をする→相手の目をしっかりと見る(口を閉じる)と毎日教えて1ヶ月半経ちましたが、全くできません。言えば、できるのですが……もっと時間が必要なのでしょうか? よく喋りますが、何か問題が起きた時など、上手く説明ができません。文字も読めますが、書けません」(4歳9ヶ月)

「子供が2人います。2人とも自閉傾向にあり、ひとり言が多い状態です。ひとり言をやめさせたりしたご経験があれば、知りたいです」(4歳と5歳)

「日々の学習の中で本人も私も手応えが感じにくく、困っています。普通級→支援級に移った経緯、決断の仕方というか何が決め手になったのか教えて頂きたいです」(小3)

 

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【アンケート】(全部で20通。その一部を原文のまま紹介します)

 

●保護者の体験発表についての感想-1「特にどの部分に共感されましたか?」の回答

 

・就学前の保護者の声

「教育方法、とりくみ方」(4歳の保護者)

 

・小学生の保護者の声

「自分の子供も3歳まで言葉がでず、でもどうしていいかわからない、情報が得られない状況が自分達と同じだったので気持ちがよくわかった」(小学1年生の保護者)

「自身の子に必ず伸びる余地があると信じて学習を続けられたところ」(小学4年生の保護者)

「「はじ」をかくこともたくさんある、苦しいこともたくさんある、けどうれしいこといいこともたくさんあるからがんばれる 本当にそうだなと思いました」(小学5年生の保護者)

 

・中学生の保護者の声

「あきめることなく支援級に行ってからも努力された姿が素晴らしいと思いました」(中学2年生の保護者)

 

・高校生の保護者の声

「家庭で根気よく息子さんと向き合ってきたことがとても伝わってきました」(高校1年生の保護者)

「就職するのが目的ではなく就職してからの継続が大事。そのためには子供時代から学ぶことができる、身につけることができる力をつけていくことが大事である」(高校2年生の保護者)

 

●保護者の体験発表についての感想-2「『自分の子育てに役立ててみよう』と思ったことはなんでしょうか?」の回答

 

・就学前の保護者の声

「練習・努力を重ねることで成長することを信じること。その努力を見てもらい、結果を出し、周りを味方につけること」(6歳の保護者)

 

・小学生の保護者の声

「ひとりごとについて。口をとじるということを根気強く教えていきたいです」(小学1年生の保護者)

「家庭学習が大切」(小学3年生の保護者)

「先を見通して動く」(小学4年生の保護者)

 

・中学生の保護者の声

「周りの方々から色々なアドバイスや情報を得て、自分の考えで選択されていった姿勢を見習わせていただきたいと思います」(中学1年生の保護者)

「勉強時間の作り方。自分で学ぼうと子が思えるようになるまで、親がつきそったところ」(中学2年生の保護者)

 

・高校生の保護者の声

「最近改めて面と向かって真剣に応対していなかったのでもう一度きちんと向き合ってそういう時間をとろうと思いました」(高校1年生の保護者)

 

●保護者の体験発表についての感想-3「その他、今回の体験発表で感じたことをお書きください」の回答

 

・就学前の保護者の声

「子供の今後の進路、学校の選び方、自立への導き方」(4歳の保護者)

 

・小学生の保護者の声

「「素直でまじめ、コツコツ努力する」が周りから周りの人から応援してもらえること。自分の子供に身に付けさせたい力だと思った」(小学1年生の保護者)

「情報に流されてはいけない、地道な努力が実を結ぶことを感じました」(小学4年生の保護者)

「お母様のご苦労がすごくよくわかりました」(小学5年生の保護者)

 

・中学生の保護者の声

「我子も中学生になったので、社会人に向けてしっかり考えていきたいと思います」(中学1年生の保護者)

「うちの子は暗記物が苦手なところがあるので、努力が足りないのかなと思った。パソコン、卒業文集など、得意技を身につけ、将来を切り開いていったお子さんに感動しました」(中学2年生の保護者)

「家庭が基本だと思います。ここでしっかりと取り組んでいきたい」(中学2年生の保護者)

 

・高校生の保護者の声

「常に、子供の方向性を見極めてそれに向かって努力することを心がけていきたいと思います」(高校1年生の保護者)

 

●河野さんの解説についての感想

 

「わかりやすく、よかった」(4歳の保護者)

「事例も混じえ、明確に解説していただき、見通しが持てて良かったと思います」(小学3年生の保護者)

「時系列に一問一答式でわかりやすかったです」(小学4年生の保護者)

「Mさんの学校や施設を色々調べたことの裏付け、世間の風潮、企業の採用したい人(自分で努力し、へこたれない、人の話を聞く)がわかって良かったです」(中学2年生の保護者)

「Mさんの伝えたい事を更に掘り下げ分かり易く為になりました」(中学3年生の保護者)

 

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 当日、セミナーに参加された保護者は、川口市を中心に埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、栃木県、群馬県、新潟県の1都6県に在住の方々でした。お子さんの年齢は、下が4歳、上は高校3年生という状況でした。

 

 なお、次回の予定は次の通りです。今回、参加希望者が多く、「発達の遅れ」をもつ子どもの就職に対する関心がきわめて高いと感じられたため、次回も引き続き、Mさんの体験発表を行いたいと考えています。

 

 

■第14回

 

・テーマ「就職までのプロセス(幼児から社会人への成長) みんなが知りたい、「発達の遅れ」を乗り越え社会人になるまでPart2

 

・お話(体験発表) 20歳/社会人2年目の男性M君の母親(会社員)

 

・進行と解説 河野俊一さん(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事)

 

・12月22日(土) 9:45〜12:00 メディアセブン/コミュニケーションスタジオ(川口市川口1-1-1キュポ・ラ7階)

 

・定員 30名(保護者)  ・参加費 800円

 

(報告/2018年10月30日 知覧)


(撮影 堀)